カードマジックの世界には、新作を出す人と、技術を記録し磨き上げる人がいる。 Jon Racherbaumerは後者の代表格で、18冊を超える著書を持ち、特に伝説的カードマン Ed Marlo の研究・記録者として「考えるマジシャンのためのマジシャン」と呼ばれてきた人物である。 Card Finesse IIは、その彼が1992年に編んだ技法集のEbook版だ。
どんな本か
全280ページ、写真250枚超。 洗練されたテクニック約50項と、それを使った作品18作、合わせて約60項目を収録する。 チェンジ、カウント、パーム、コントロール、スイッチといったカード技法の細部を、MarloやStencelらの仕事も含めて一つずつ磨き込んでいく構成で、目次には Neo-Jordan Count、Relaxed Elmsley Count、Veeser's Bluff Shift など、技法名がずらりと並ぶ。 トリック集ではなく「手の中の精度を上げる本」である。
海外での評判
このEbook版単体のレビューはほとんど見つからない(Penguin Magicでレビュー0件)。 ただし前作Card FinesseはThe Magic Cafeのスレッドで「素晴らしい本。買うべき」と全員が購入を推す好評で、続編を求める声が出るほどだった。 著者の信頼で読まれてきたシリーズ、と捉えるのが正確である。
向いている人
- カードの基礎技法は一通り知っていて、その質を一段上げたい中級者以上
- Marlo系の細かい仕事に興味がある研究肌の人
- 英語の技法書を写真を頼りに読み解ける人(250枚超の写真が助けになる)
逆に、すぐ演じられる完成品のトリックが欲しい人には向かない。 その場合は映像教材のRehabやSelenium Shiftのほうが目的に合う。
仕様と入手
- 形式: Ebook(280ページ・写真図解入り)
- 言語: 英語
- 著者: Jon Racherbaumer
海外の評判は出典リンク先の公開情報を当店で要約したものです。技法の内容や手順には触れていません。